こみみかわら版バックナンバー

私の仕事は“レジ係”です。

234レジ係

レジの仕事とは


買物された商品を確認しながら精算をしてお渡し致します。



きっかけ


子育てしながら、手ごろな時間で何か仕事が出来ないかと探していたときに、どんたくの夜間レジ18時~21時を見つけて応募しました。



道のり


昔、レジはチェッカーとサッカー(袋詰め)の、二人一組でした。
近年、袋詰めはお客様自身でお願いしています。当初、私はチェッカー担当でしたが、当時の専務(現社長)から「どうや昼もやってみんか?」と背中を押して頂き、やる決心をしました。 お昼は10時~16時まで雑貨担当で、仕入れや陳列を任されました。
ある日、『サッカー』の応援に入って下さいと店内放送が流れ、先輩から応援に行くように促され、おっかなびっくり、初めて袋詰めをしました。お客様から「すごい上手く入れてくれたね」と褒められた時、なんと楽しい、こんな幸せな仕事があるのだろうかと思いました。



意外な話


レジの世界もどんどん進化しています。速さ、正確さ、接客が三要素ですが、常に改善されレジの打ち方、おつりの出し方などコンクールまであります。
社内では若い人が優秀です。私は自己流が変えられず、どんたくで一番へたくそなレジだと思っています。それでも、お客様の求めに応え、それが喜びになっている自分がいます。レジ係はお客様に育ててもらっているのだと思います。



仕事の大変さ


三人の子育をしながら、勤めてきました。 入社当時は10時~16時まで勤務、一 旦家へ帰って夕食や子どもの世話、また、18時~21時まで勤務していました。 その後、通常の勤務時間となり、28年間続けて来ましたが、 「やだ」とか 「大変」だと思った事がないんです。一日も欠勤したことがありません。朝、体調が悪くても制服を着るとシャキッとなってしまいます(笑) こんな気持ちで60歳を迎えられることに感謝します。仕事のおかげで子育ても大変だと思わずに、やってこれたと思います。



仕事の喜び


私は袋詰めが、お客様と心が通じ合う瞬間だと思います。
たとえば、「自転車ですか、歩きですか」と聞きます。そして自転車ならカゴに入れやすいように、歩きなら袋を二つにして重くならないよう、お客様の事を思いながら必ずお声をかけます。
毎日同じお顔のお客様も多いので気を抜けませんし、場合によってはより気を使うこともあります。そんな顔なじみのお客様が来て下さる事に感謝し、お顔を見られる毎日が本当に楽しいんです。



これから


来年60歳で定年ですが、65歳になっても70歳になっても、レジは続けていきたいと思います。
私はこれしか出来ないので、体が動く限り続けて行きたいと願っています。


住所:石川県七尾市作事町80


電話:0767-53-2727


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