「権化の仁」…私を教える先生です。
自分に都合がいい人は、良い人。
自分に都合が悪い人は、嫌な人。
心の置所ひとつで、
同じものを見ていても
嬉しかったり、腹をたてたり、
人の心はやっかいです。
人は心を
そう簡単に変えることは
出来ないと思います。
それでも、一生に一度か二度の
大きな困難に直面した時に、
変る事が出来るのかも知れません。
「権化の仁」(ごんげのにん)
自分が本当に弱って、
どうしようもない時、
救ってくれる菩薩のような人。
案外身近な人かも知れません。
しかも、あんな奴、つまらん人、
と思っていたその人かもしれません。
自分が健康で有能で調子が良いとき、
そんな人を、馬鹿にしたり、
嫌な思いをさせていたりしても、
その人は、その時が来たら
嫌な顔一つせず、
救いの手を差し伸べて、
本当の安心を与えてくれる。
今、周りの全てに支えられ、助けられ
生かされていることを、もっと自覚して、
どんな人に対しても、
敬い、礼節をもって接しなければと思います。