街かどニュース

七尾市立徳田小学校、145年の歴史に幕を下ろします。


七尾市八幡地区近郷の13の在所の子ども達が通う学校として、
明治5年に八幡区学校として創立されました。


校章は、三葉葵と梅鉢紋の図柄です。
この地区が、徳川天領と加賀前田藩の
領地であったことから、徳川と前田の家紋が使われたようです。


昭和6年に校歌制定されました。
昭和、これから発展する国家と共に
成長する子どもたちを珊瑚樹に例え歌い継がれて来ました。


それ以来、珊瑚樹は徳田小学校のシンボルとして、
現在も中庭に植えられています。
玄関前の像の少女の手に掲げられているのも珊瑚樹の葉です。


木造校舎から鉄筋校舎へと建て替えられて来ましたが、
それでも現在は老朽化が進み、体育館の壁はボロボロです。

4月からは、お隣の高階小学校と合併して、旧朝日中学校の校舎で、
朝日小学校としてスタートします。


歴史ある小学校の最後の校長となる青山智校長は、
この地区に初めて赴任した自分でよかったのだろうかと、
申し訳なさと光栄さに戸惑いながらも、
最後の幕引きに全力で対応されておられました。


多くの卒業生はじめ、地域の皆様の努力にて、
七尾の文教地区としての地位を築きあげてきた徳田小学校です。

新しい朝日小学校でも、伝統を引き継いで、
これからの歴史を作って頂きたいと思います。



第45代 青山校長



昭和6年制定の校歌



三葉葵と梅鉢紋模様の校章



サンゴ樹を持つ児童



中庭に植えられているサンゴ樹




体育館でこの貼り紙! なぜか笑ってしまいます。



フレンドリーな校長先生



歴史を感じる木造の旧校舎です。



さようなら 徳田小学校