街かどニュース

ボランティアガイド「はろうななお」の皆さんが、七尾城史資料館と懐古館で研修会を行ないました。日本五代山城の代表格である七尾城。七尾にとって素晴らしい財産です。 詳しく知れば知るほど、七尾市民として誇らしい気持ちになりました。 動画あり





佐野会長はじめ24名の会員で、城山、山の寺、一本杉通り、和倉七福神のコースでガイドします。今回、冬場の閑散期を利用して、城山資料館、懐古館で研修を行ないました。




薬医門、城山本道の入口にありました。






天井の桟を切って神聖な床の間と座敷に結界を作ってあるようです。



戦国時代の井戸が木の根元に造られています。



庭にあるタラヨウ(多羅葉) ハガキ(葉書)の語源になった葉。この葉の裏に文字を書いて使っていました。



皇族方も何度も訪れています。



上杉謙信です。



副会長の平中さんが説明しました。



上杉軍の攻略ルートがわかります。

研修の最後に、今日の講師、七尾城山を愛する会の古川さんが、上杉謙信作 九月十三夜陣中の作を吟じました。

霜は我が陣営に満ちみちて、秋の気は清く澄みわたり、いかにもすがすがしい。
空を仰ぐと、幾列かの雁が鳴き渡っており、夜半の月は皎々と冴えわたっている。
さて今夜は、越後・越中の山々に、更に能登も併せて、まことに雄大な景色が眺められることだ。
ままよ、故郷の家族どもが遠征の我が身を案じていようが、それならそれでよい。
今夜はこの名月を心ゆくまで眺めようではないか。(配布資料から)

畠山家170年の歴史、その後半の70年をかけて築き上げられた七尾城。完成してほどなく、越後上杉謙信に攻められ落城。天正5年9月13日

佐野会長 七尾城懐古

名月七尾城 工口(こうぐち)社中 翠扇会 (12月11日の街かどニュース配信)