別所岳
別所岳
連休に七尾市で2番目に高い山へ登った。登ったと行っても車で頂上まで行ける。
かつて、旧中島町と穴水町が領土紛争?行政区域界で鞘当をしていた山だ。
戦前から別所岳は毎年、麓の西岸地区が下草刈りをして、中島町が管理していた。
戦後、国土地理院が、市町村の境界線(行政区域界)を地図上で示すとき、別所岳の頂上に線を通したため、話がややこしくなった。それからは頂上にそれぞれが、看板を立て主張していた。
そんな別所岳に久しぶりに登ってみた。今は、どちらの看板も無かった。境界問題は解決したのだろうか・・・?
なんだか、頂上の手入れが置き去りにされているように感じる。
みんな忙しくなって、どうでも良くなったのかもしれない。そんな人間のエゴなど、どうでも良いと思わせてくれる、素晴らしい景色だ。和倉からの能登島大橋、中島長浦からのツインブリッジ、遠くに大田火力発電所も見える。風の音が聞こえる。ホトトギスが鳴いている。
翌日、交差点で信号待ちしていたら、七尾バスの運転手さんが横に止まって、プッ!とクラクションを鳴らし、何か言っている。
私はどうしたのかと思って、不思議な顔をしていると、ドアを開け降りてきた。
「パンクしとるぞ!」 と教えてくれた。
ミスタータイヤマンの小西さんに見てもらうと、小枝がタイヤに刺さっていた。
別所岳のお土産だったと思う。それでも、登ってきて良かったと思っている。そんな別所岳をどうぞご覧ください。
ちなみに七尾で1番高い山は、
城山の展望台で、標高約380mです。
こみみ情報局 キン