街かどニュース

青柏祭 デカ山


5日、朝7時、七尾の街に花火が鳴る。あっ! もうお立ちか、急げ!

うん? 静かだ・・。
一本杉通りから出番を待つ「丸に二の字」の魚町へ



近づいていくとこれから始まる青柏祭、お立ち前の神事が執り行われている。 
厳粛だ!



出番前の身繕い
この母も昔は粋にデカ山を曳いた山町の女性だ。男も女も伝統を繋いでいく。



8時、二度目の花火が鳴る いよいよ、本番だ!
若い衆と年寄り 緊張と笑顔、全員の顔が締まる。



男たちが唄い、舞う。 
山車を曳くために、参集した人の心が、ここで清浄になり、気合が入る!



出番を待つ デッカイ車輪 それを操るテコ
いよいよスタートだ



エンヤー!! 
誰からともなく、一声が響く。しかし、山は動かない。
そう簡単に動く山ではないのだ。
山町の男たち、縄を曳く全員の、息が合う、その瞬間だ!

デカ山が動いた。



走る、走る!なんと速いのだろうか。こんなでっかいものを・・・・・。
これは日本一のデカ山なのだ。
先輩が、先達が、先祖が、ずーと昔から、この、でかい山を、曳いていたのだと想うと、なぜか、ジーンとしてくる。



長い祭りが始まる。
良い祭りをしてきてくだされ!
無事に祭りをしてくだされ!
頑張ってくだされ!
手を合わせ見送る デカ山、神が宿る神事である。