街かどニュース

4月29日の花嫁道中


4月29日の花嫁道中です。

魚町若い衆の七尾まだらで幕を開け、仙対橋から4月9日にオープンしたばかりの花嫁のれん館までの道中を歩きました。
道中は木遣りが歌われ、何ともいえぬ、心地よい空気が流れました。
集まった人も皆笑顔で見守っていました。



最初は緊張していた新郎新婦も、子供たちと手を繋いで歩くうちに、和んできました。



今回の花嫁道中では初めて縄張りが行われました。
これは、昔から能登地方に伝わるもので、縄を張って通せんぼをするのです。

花嫁が在所を出るとき、在所のみんなが、嫁に行ってしまうのか、寂しいよ、行くな、行くな、と通せんぼします。

花嫁は在所のみなさん、今まで本当にありがとう。
私お嫁に行くけど、みんなごめんね、通してね。
そうやって名残を惜しみながら、在所の人みんなで見送ります。
花嫁は、この時、在所の人たちの心に触れ、涙がとまりません。

嫁ぎ先の在所では、縄を張って待っています。花嫁の身内の者が、先を歩き、どうぞ、これから仲間に入れて、可愛がって下さいね。嫁様をどうぞよろしくお願いしますね。そう言って、通せんぼしている人たちに、ご祝儀を渡して縄を通らせてもらいます。
能登の花嫁道中、なんと素敵なんでしょう。(うるうるしてきます)(涙)



花嫁のれんをくぐり、お仏壇にお参りした後の幸せいっぱいの笑顔です。
二人は、東京から能登へ旅をしたとき、花嫁道中の話しを知り、結婚式を七尾でする事に決めました。
そんなお二人の心を受け止め、一本杉の皆さんが一生懸命に、準備を行い、この日を迎えました。

集まった市民からも、大きな声で「おめでとう!」と祝福され、本当に良い花嫁道中と結婚式でした。
一本杉の皆さま、本当にありがとうございました!!