聞きしに及び候より名地、七尾城跡。
城下を一望でき、上杉謙信も「聞きしに及び候より名地」と感激した手紙が残されているほど
素晴らしい景色が広がる七尾城跡は、能登国の守護・畠山氏が戦国時代(16世紀後半)に築いた
お城の跡で、全国でも有数の規模を誇っています。
今年度、本丸周辺の景観整備と遊歩道整備が行われ、石垣の配置などの城の構造を
より安全で快適に見学できるようになりました♪登山口駐車場の整備も始まっています!
七尾城中心部の調度丸では9月末から発掘調査が行われています。
土塀の基礎となる石塁が残っており、その構造を明らかにし、出土品の解析を進めれば
城全体の構造を解き明かす手がかりになると考えられています。
先月10月31日、地元の歴史資産を身近に感じ、七尾城の歴史に理解を深めてもらおうと、
七尾市内の小中学生の親子が参加し発掘調査と周辺の散策が行われました!
実際の発掘現場で発掘体験が行われ、「昔の人がここに住んでいたと聞いて驚いた」
「石垣がどうやってくっついているのか不思議だった」という子や、掘り出したものを
1点1点「これなんですか?」と質問する好奇心旺盛な子も!
散策では主郭部周辺の遊歩道を歩き、野面積み(自然石を加工せず積み上げる方法)で積まれた
石垣や、曲輪(くるわ)と呼ばれる造成された面が集まってできている様子を見学しました。
本丸は行ったことがあっても、二の丸や三の丸には行ったことない方が多いのではないでしょうか?
参加者の方は「枝打ちがされ明るくなって、チップが敷かれた遊歩道は歩きやすい」とおっしゃられていました。
皆さんもぜひ、七尾城跡のスケールの大きさを体感しに行ってみて下さい♪