わが町の消防団~若手消防団員紹介~
中能登町消防団 鹿西分団 宮川 武昌(みやかわ たけまさ)さん
私は大学卒業後、地元に就職し消防団に誘われました。学生時代、岩手県で「東日本大震災」を経験し、その時消防団員が活躍している姿を見ていたこともあり、また地域に貢献しようと思い入団を決意しました。
消防団活動では、消防操法大会に向けて2番員を任され、思うようにできず夜中に詰所でホース投げを続けたこともありました。また、日々の訓練を通じて、消火栓の点検等、普段の生活では気づかない事も意識するようになりました。
何よりも、年代も職業も幅広い団員の皆さんで、若い団員でも活躍しやすいアットホームな雰囲気の中、統率が取れ「自分たちの地域は自分たちで守る」という熱い思いに感鉻を受けています。一人の人間として成長できる良い機会に巡り逢えたと実感しています。
私は、歴史を超えても「良いもの」は必ず残ると思っています。能登の祭文化がその特徴です。日々鍛錬を積むことは、「良いもの」を育み、大きな成果を生みます。またそれが伝統となっていくものです。
消防団員の減少が問題となっている今、自然災害や被災された方々へ寄り添い、被災地主体で活躍出来るよう知識、技術を身につけ、「良いもの」を磨き続ける消防団の存在が、やがて誰しもの憧れとなり、希望を持つ新団員へと受け継がれ、団員を確保する解決策になると考えています。
七尾市消防団 一斉放水(出初式) 令和2年撮影
七尾鹿島消防団連合会は、「わが町は、わが手で守る」という郷土愛護と奉仕の精神をもって、現在、3団、29分団、ポンプ自動車28台、可搬ポンプ積載車1台、団員471名体制で活動しています。(内 女性団員21名)
消防団員とは、災害時の対応はもちろん、災害が起きた時のために普段から地域の皆様に防火防災に関する啓発活動を行っています。
女性消防団は、災害発生時の消火活動は行いません。女性が持つソフト面を活かし防火訪問や啓発活動等が主な活動内容となっています。