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日本の海運業界を支える優秀な船員を多数輩出!七尾海員学校跡地

七尾ベイモールの入口に大きな石碑があります。
以前この場所にあった七尾海員学校の創立30周年を記念して昭和47年(1972)に建てられたものです。

七尾海員学校は船員養成のため昭和17年(1942)に七尾海員養成所として開設しました。
その後、法改正により昭和27年(1952)に七尾海員学校に改称されたそうです。



碑には校歌が書かれており、作詞は美空ひばりや北島三郎など多くの演歌歌手の歌を手掛けた星野哲郎氏です。
星野氏も官立清水高等商船学校を卒業して遠洋漁業の乗組員をしていたことから縁があり作詞されたようです。

小島町三丁目の町会長さんに伺ったお話によると、全寮制だったためかお腹を空かせた生徒が向かいにある妙観院に来ては、手でおむすびを握る真似をし、催促して女中さんにおむすびを握ってもらっていたそうで、それが伝統になっていたんだとか。



昭和56年(1981)には新たに海技大学校七尾分校として開設され、平成4年(1992)に閉校となるまでの20年間、日本の海運業界を支える優秀な船員を多数輩出し続けてきました。
閉校記念碑沿革としてその歴史が記されています。



裏面は初めの石碑とは違った校歌が書かれています。
時代の流れに合わせて校歌も変わったのでしょうか?

普段何気なく通り過ぎていた石碑も、改めて調べてみるとまた面白い歴史を知ることができますね♪