城山の麓、歴史を感じられる在所「古屋敷町」
在所の取材で古屋敷町へ行ってきました。
七尾城山の麓にあり、その歴史を感じられる七尾城史資料館や懐古館、七尾城跡の登山口駐車場、いしかわ子ども交流センター七尾館などがあります。
七尾城史資料館では七尾城跡や城下から出土した出土品や、武具類、書簡などが展示されています。
能登畠山氏と七尾城の歴史や、七尾の民話など資料も豊富でおもしろいです。
また、入口すぐのスペースでは復元CG映像を視聴することができ、七尾城のイメージやそのスケールの大きさを感じることができます。
資料館のそばに、日本一小さな茶室があります。
汽船会社で一代を築いた市内旧樋爪家の庭園にあったもので大正末期に京都高台寺の傘亭を手本に造られました。
亭主は、かなりの腕前でないと点前が務まらないと言われる半畳台目、逆勝手の造りで、日本最小の茶室です。
資料館のお隣には懐古館があります。
幕末時代加賀藩の肝煎を務めた飯田家の旧宅です。茅葺屋根や欅の柱があり立派な造りです。
建物は、国の登録有形文化財に登録されています。
庭園も綺麗でした。取材に行ったときはちょうど桜が散り始めていて地面が花びらで桃色になっていましたよ。
来た道を少し戻るとお地蔵様がいました。
田んぼに埋まっていたところを発見されここに安置されたそうです。
昔は養護老人ホーム城山園のお年寄り方がお世話をしていましたが、今は隣に住む飯田悦子さんがしています。
お水をかえたり、お花を添えたり、手作りの帽子、えりまきなどを揃えて一生懸命にお世話してくれています。
お地蔵様の横の矢印看板の通りに進んでいくと、本丸まで往復百五十分の大手道コースの登城口があります。
狭いので少しわかりずらいですが、電信柱と垣根の間に道があり、そこから登って行くことができます。
2022年4月にできた駐車場です。トイレも綺麗で資料も展示してあります。
登山やトレッキングの前に支度をするにはちょうど良い場所です!
自販機もあるので、休憩するのにもいいですね。
面積的には大きくない古屋敷町ですが、七尾の歴史を感じられるスポットがぎゅっとつまった在所ですね。