ノトゲキ のと鉄道版「銀河鉄道の夜」上演しました。8/26には能登演劇堂で上演します!
のと鉄道車両内で上演 8/19(土)
ノトゲキは2019年より始まりました。今年で5年目となりますが、コロナ過での2年を挟み、能登での滞在実施は3度目となります。
今年は東京で演劇を学ぶ大学生7名が8/10~28七尾市内に滞在。懇親会や中島町釶打地区の新宮納涼祭に参加し文化に触れ、地元の人たちとの交流を通し得たものを成果発表会にて上演します。
大学生の意気込みを写真と共に紹介します。
このような少し長い期間の合宿は初めてで正直不安もありましたが、実際暮らしてみるとこの地域が私の地元の雰囲気に似ていて、何より行く先々で皆さんが暖かく迎え入れてくださるおかげで毎日楽しく過ごしています!
あっという間すぎて、滞在期間がもう折り返していることに驚きです。
能登の皆さんは本当に優しく受け入れてくださり、その中でのびのびと創作することができたと思います。また、お祭りに参加させていただいたことで能登の活気や力強さを感じ、日常であり非日常の幻想的な特別な夜を体験することができました。
能登に滞在し、行事の参加や上演をしていく中で、地域のコミュニティと演劇の座組の関係性は似ているなぁと感じました。
この気付きを得られたのは私にとって大きいです。
どちらも人同士の強い結び付きがあって、それぞれに色がある。
沢山の方が関わって作り上げられた素敵な環境なので、受け入れていただいたからにはこちらもその環境を受け入れ順応したいし、客演という有難い立場だからこそ、その環境のスパイスにもなれたらなと思っています。
のと鉄道版・本番前リハーサル
〈成果発表1 のと鉄道版〉
8/19(土)上演しました。
お客様に電車にご乗車して頂き、走行する電車の中で徐々に暮れていく車窓を背景に物語が進行しました。
突然、登場人物達から話かけられたりして、ご観劇の方と「触れ合う」場面もありました。
銀河鉄道の夜のと鉄道版では、能登の風景の美しさがやはり素晴らしく、のと鉄道だからこそできた公演だと感じています。美しい景色と銀河鉄道の夜の物語の両方の良さを出すために時間の使い方を工夫しました。
ジョバンニとカムパネルラと一緒の電車に乗り、同じ時間を過ごすことを体験していただけたらと思い、作っていきました。
私達としても初めてのことなので不安はずっとあって、それでもいいものを見ていただきたい、お世話になった方々に少しでもお返しできたらという気持ち一心で取り組みました。
能登の皆さん、みにきてくれた方々、役者のみんなには感謝しかありません。
文:演出・少女役を担当
黒住葵(くろずみ あおい)
〈「銀河鉄道の夜」の苦労した点や見所など〉
今回は演劇においても初めての試みが多いです。
特に劇場外での演劇にはずっと憧れがあった為、鉄道がモチーフの作品を電車で上演出来たことが本当に嬉しかったです。
両バージョンとも今までに経験したことの無い長さの長台詞があったのが苦労した点ですが、そこも含めどちらも能登で上演するからこその演出があり、地元の方にもそうでない方にも楽しんでいただけること間違いなしだと思います!
文:ノトゲキ参加者(日本大学芸術学部演劇学科演技コース3年)
大久保祐南(おおくぼ ゆうな)
〈成果発表2 能登演劇堂版〉
8/26(土)に上演します!お誘い合わせてお越し下さい。
開場:13時半 開演:14時
上演時間:約60分
料金:ご観劇後、上演に対して見合った金額を投げ銭箱に入れていただけましたら幸いです。
(高校生以下は無料でご観劇ください)
予約不要・全席自由
会場:能登演劇堂(石川県七尾市中島町中島上部9番地)
原作 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
演出・構成 黒住葵
出演 石本雄大 大久保佑南 菅野貴之 工藤千鶴
照明 鹿山春菜 小平愛子 音響 三浦七菜
*ノトゲキマルシェ同時開催
時間:11時から16時
会場:能登演劇堂前
出店者:地元、七尾市中島町と県内の店舗やキッチンカーがやってきます♪
(カレー・かき氷・スイーツ・雑貨・旬の野菜等)
能登演劇堂に地元内外の人達が笑顔で集い元気になるよう準備しております。
物語と能登の風景が出会い、いつもと街の見方が変わる。
そんな刺激的で新しい出会いにご期待いただければ幸いです。
ノトゲキ実行委員会