でか山の見せ場の一つ、辻回し。方向転換する際に行われます。
大梃子と呼ばれる長く堅い角木を差し込み、その上に若衆が連なって並び、木遣りに合わせて揺らします。
そうするとテコの原理で、でか山前方が浮きます。そこに直径1mほどの地車を下すことで横へ回転させます。
見ている方はハラハラドキドキですが、若衆の男気が感じられます!
でか山の下では、車元と呼ばれる方たちが地車に心棒を差し込みます。
車元は辻回しでは一番重要な役割を担っていて、技術と経験が必要です。
写真提供:橋本義則(七尾百景プロジェクト事務局)