街かどニュース

家族の温かみを感じるお店、一品料理・おでん「灘」


かつて、七尾新天地に、一品料理・おでん「灘」というお店があった。女主人、廣瀬那智子、74才。24歳から48年間、店を切盛りした。2年前、お店を閉めることを考えた時、息子が東京から戻ってきてくれた。嬉しかった。2代目として、息子夫婦が、新たな「灘」を営んでいる。それでも、お昼には店へ来て仕込みを手伝う。夜は、孫の子守をするが、今が、いや、今も、幸せだと言う。大分県から嫁いで、七尾へ来たが、こんな良い所はないと言う。食べものがおいしいし、住みやすいし、もっと、七尾の良さをみんなに、知ってもらいたいと言う。人生、苦労がないはずがない。しかし、出てくる言葉は、全て前向きだ。七尾も昭和40年代が、一番賑やかな頃だったと言う。「こんな、商売が上手でもない、私みたいなもんでも、電通、鉄道、裁判所など、公務員の皆さんに、来て頂き、大変お世話になりました。」と振り返る。気負わない生き方というか、いつ、どんな時でも、生かされていることに感謝をしている。愚痴や不平は、人には語らない。大人の女性にお会いした。いいランチだった。



新しくなった「灘」七尾市の灘浦、百海(どうみ)の在所の出なので、お店の名前は、「灘」



ランチタイム 12時~13時半 夜の部 17時半~22時
日曜日が定休日です。おでん、串揚げお持ち帰り出来ます。小宴会OKです。
七尾市大手町135-1 電話:0767-53-0829



東京出身の絵美さん。ご縁だったんですね。能登の七尾へ嫁ぎました。廣瀬家の嫁さんは、二代続けて県外からなんですね(笑)廣瀬家の嫁と姑、二人はとても仲が良く、子供も三人授かり、智博さんは、果報者ですね。



創業応援カルテットの支援を受けご夫婦でオープンしました。丸2年が経ち、3年目です。常連さんも、少しづつ増えて来ました。



ランチのチキン南蛮。おいしかったです! 650円



オーナー調理人廣瀬智博さん
調理師免許を取得後、金沢の料亭、山乃尾で5年半修業し、それから東京へ出て、洋食、中華を身に付けました。母とバトンタッチする形で、七尾に戻りました。おでん、串揚げ専門店でスタート、お客様の要望で、一品料理が増え出して、なんだか居酒屋っぽくなって来ましたと笑います。