2017年03月25日

天然うなぎが頂ける中島「お富」

母が賄っていたおでん　お富、現在は割烹　おとみ　。金沢、富山、輪島などから多くの常連が訪れています。ご主人の宮下健二さんは、中学を卒業してこの世界に飛び込んで５７年。叩き上げの調理人です。東京銀座のすし屋、「銭形」で５年、歌舞伎座の近くの料理屋「まる田」で５年、大阪の花外桜（かがいろう）で５年の修業の後、中島に戻り母の後を継ぎました。花外桜は、大久保利通、木戸孝光、板垣退助、伊藤博文、井上馨が集まって会議をしたことで有名な大阪の老舗料亭です。この会議で、日本は立憲政治へ進みます。中島駅から能登演劇堂に向う途中にあり、おとみで食事をしてから観劇する人が多いそうです。昔は近所の父ちゃんたちが一杯飲むのによく来ていましたが、最近は飲み歩く人も少なくなったと言います。近年はほとんどが遠方から家族連れで食事をしに来られるお客様だそうです。田鶴浜の大津潟で獲れる天然うなぎは、ここでしか食べられません。獲れた時には、天然うなぎの旗が立てられます。宮下さんは、骨董品が好きで、収集した古美術品を季節に応じて並べて皆さんに楽しんでもらっています。雛人形が片付けられ、次は端午の節句に関したものだそうです。

人気メニューの海鮮丼。ブリ・うなぎ・マグロ・カニ・蒸しエビ・甘エビ・水タコ・イカ・トリ貝・サーモン・ヒラメ・イクラ・タマゴ焼・平目混布締め・バイ貝・シラス、以上１６品入っていました。そして、アカモクの味噌汁は、めっちゃ、美味かった！毎朝、能登島から届きます。これに、コーヒーが付いて、１８００円でした。