こみみかわら版バックナンバー

私の仕事は“保育士”です。

229保育士

保育士の仕事とは


保育園に入園した0歳~小学校入学までの子供たちと、遊びや生活を通し、健康で安全な生活習慣、望ましい態度が身に付くよう、援助していく仕事です。児童福祉法に基づく国家資格で、いろいろな児童福祉施設でも保育士が働いています。



きっかけ


将来を考えたのは高校生の時でした。
5歳の時、親以上に面倒をみてくれた保育園の先生のことが忘れられず、私も保母さんになろうかなと思っていました。そんな折、偶然にも両親が保育事業をはじめ、専業主婦だった母が、入園した子どもや親のために一所懸命な姿を見て、心の中で保母になろうと思いました!



道のり


石川県立保育専門学園に進学しました。
学校では「保育とは・保母とは何ぞや」の保育理論やピアノにダンス、人形劇、水泳や登山の実習から多くを学びました。



最初の仕事


七尾のやまと保育園で、未満児(0歳 ~2歳)の担当です。保育はベテランの保育士から学びました。
また、当時では珍しい男性の園長先生で、若いからと言って甘やかすことなく、親に対しての責任、行事に対しての責任など男性的視点で指導していただきました。



大変なこと


保育士という仕事は母親と関わりが強く、男性からは理解されにくい仕事です。
「ねんねもりして給料貰えて、楽な仕事やな!」と言われたことは一度や二度ではありません。保育士の仕事は奥深く、命を預り、その大切な命と共に生活していると言っても過言ではありません。保護者との連絡は密にして保育しています。



仕事の喜び


今までに何千人という子どもを抱きしめてきました。寝返り、たっち、初めての言葉、最初の一歩、そんな瞬間に触れる事が出来、多くの感動を頂き、保護者と共に喜び分かち合ってきました。
そしていろいろな子どもたちが、ふれあいの中で親子が共に育ちあう姿が何よりの喜びです。



未来


保育園の保育士から、地域子育支援センター担当として15年が経ちます。
家庭で育児をしている女性は、初めての出産で「母親」となって育児への不安や孤立感で悩みを抱えています。力まず、ゆっくりと子どもと共に育てばいい。「私もそばにいて応援するよ」と、子育てをしながら「母親」になっていけるよう支援を続けたいと思います。
また、子育て施設の環境は大きい転換期を向かえようとしています。子どもも親も支援者も、全ての人が地域全体で子どもを育てられるように、ならなければと思っています。


住所:七尾市小丸山台1丁目82-83-84


電話:0767-52-3710


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