私の仕事は 管理栄養士 です。
管理栄養士の仕事とは
食を通じて健康を守り、食の様々な事を伝える仕事です。
栄養士会では、医療・福祉・研究教育・集団給食・行政・学校・地域と7つの活動領域があります。
きっかけ
輪島で精肉店を営んでいる伯母が娘に栄養士になるよう何度も勧めていました。 それを一緒に聞いていた私の方が興味を持ち進路を決めました。
道のり
短大を卒業時に栄養士となり、3年間の実務を経て管理栄養士の国家資格を受験合格しました。 初勤務は輪島保健所です。 当時は鍋釜を持って区長宅などへ出向いての指導でした。
3年後、結婚を機に退職。 出産を経て、 夫の七尾転勤を機に市の臨時職員として8年間健康指導にあたりました。 その後 縁あって、桑原母と子クリニックに勤務します。
命が誕生する喜びの場なので、退院時に先生とお母さんの会食というお楽しみを企画しました。 家族の事情で5年間で退職します。
次に七尾自動車学校の寮で15年間 勤務します。 全国から免許取得に集まる生徒は2週間の寮生活をします。 生徒と食を通じてふれあう中、卒業した子が調理師になったと親御さんからお手紙を頂いたときは嬉しく思いました。
現在は石川県立総合看護専門学校での授業、県内外で震災食講座、企業での栄養指導、地元では料理教室を開催しています。
女性は子育てや介護などの事情でやもなく仕事を辞めることがありますが、栄養士は今後益々求められる仕事なので復職も可能で、さらに家庭でも役立つ職業だと思います。
心がけていること
ある時、新しい知識だけではなく、普段の生活に溶け込んだ指導が大切だと気付いたのです。皆さんの経験を活かし、家にある食材と調味料で健康で美味しい料理を教えます。料理は創造性が必要なので食べるだけでなく作ることが健康予防になり大切なのです。
これから
平均寿命は延びましたが、健康寿命はそれより10年短いのです。
健康は食事を通して予防できることがとても多いのです。 食を通して体と心の栄養を満たし、健康で暮らし、支えあい、超高齢化社会に備えた広義のシェアハウスを作れればよいと思っています。
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- 石川県栄養士会能登支部
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