こみみかわら版バックナンバー

第11回「輝け!郷土の星」 バトミントン中橋 奈智さん(中島中3年)播摩 朋奈さん(中島中2年)



石川県大会 優勝

今年1月、第16回全日本中学生バトミントン選手権大会の石川県選考会で優勝した中橋・播摩ペア。
石川県代表に選ばれ全国大会へ出場したが予選リーグ2勝1敗で決勝トーナメントへは進めなかった。
この二人、実は大会直前に組んだペアだった。中橋奈智さんは県内で
シングルのトップ選手である。優勝を狙って出場するも、まさかの敗退。しかしトップ選手の
奈智さんはダブルスでの再挑戦の権利を持っていた。それで峪(たに)監督が部でダブルスの実力者である播摩朋奈さんとペアを組ませリベンジさせたのだ。いきなりのペアで大丈夫なのか? 峪監督は「実力があれば相性など関係ない。
普通ダブルスはつなぐ子と打つ子がペアを組むが、二人はズドーンと力のある球を打ち、小手先の技術も巧みでつなぎも出来る。 中橋は意思が強く、状況判断が的確で、勝負強い。
播摩はラケットセンスが抜群で、体もあり左利き、センスの良い球が左から飛ぶので、
相手にすれば嫌なタイプとなる」 と話す。

文芸部だったバトミントンクラブ

奈智さんは小2から、朋奈さんは小1から、中島ジュニアバトミントンクラブ(中島JB)に通った。
10年前、中島JBを立ち上げた澤監督が指導した児童が中学に入学しバトミントンを始めることになる。
創部9年目の中島中学校バトミントンクラブは当初部活動として認められず、しかたなく文芸部としてスタートする。
練習場所が与えられず、バレー部やサッカー部が練習をしていない時に空いたスペースで練習をしていた。
そうした中で県大会に優勝し部活動に昇格した。 何事も結果を出せば周りが変わるのだ。


成長する二人

学校の部活のほか、週3日は中島JBで夜8時~9時半まで練習する。
面白そうと思って入ったジュニア。最初は羽を打たせてもらえず、基本練習ばかりでコートに入れなかった。
「先輩みたいにあのコートでやってみたい」
その姿に憧れて頑張れた。 今はそのコートで後輩の指導もしている。 小学生には友達のように教えて
いるという二人だが、部活の1年生に聞くと 「普段は優しいのですが、コートに立つとスイッチが入って
オーラが出るんです」 と答えた。次の目標は8月に石川県で開催される全国中学校バトミントン大会への出場だ。
この全国大会出場は北信越で2位以上に入ることが条件だ。 しかし今年は石川が開催地
なので、県で優勝すれば出場できるチャンスの年である。 取材の最後二人に峪監督のことを聞いた。
「練習より 生活態度に、より厳しいんです」 と話す。 部の目標も、「いじめをしない、不良にならない、無断
欠席をしない」である。 そして怒る時にちゃんと怒ってくれると言う。
信頼が厚い。 「この監督にして、この子たちあり」 十分に伝わってくる。
県選手団の一員として各地を遠征する二人、視野を広め、見聞を高める。 爽やかで、礼儀正しく、笑顔が可愛い。
そこに自信と風格が備わりつつある。 なんとも楽しみな二人である。