第38回 「輝け!郷土の星」バスケットの青山 大地くん(七尾中学3年)
念願の全国大会出場
七尾中学校バスケ部は昨年の女子に続き、今年は男子が全国大会に出場しました。実は石川県大会、北信越大会ともに決勝戦でライバルの美川中学に敗れ準優勝での全国大会出場です。
結果は予選リーグ、中国代表の玉島北中に77対60、東海代表の真正中に61対60と惜しくも敗退し、決勝トーナメントへ進む事が出来ませんでした。ベスト16を目標にしていただけに悔しい結果でしが、キャプテンの大地くんには今年何としても全国大会へ出場したいという強い意思がありました。
七尾ブルドック時代
地くんは保育園年中の時、兄が通うミニバスの七尾ブルドックを見学し、「自分もやりたい!」とバスケを始めます。ブルドックでは小3でユニフォームを貰い佐藤監督にバスケを叩き込まれました。小6の時、全国大会出場へ大きな期待がかかりました。過去2年間決勝で敗れ涙を呑み、今年の実力なら大丈夫と全国大会へ行く気満々で臨んだのですが負けてしまいました。この時チームメイト全員で泣き、全国大会出場の難しさを思い知らされたのです。この時のメンバー全員が七尾中学バスケ部に入り、その悔しさをバネに中学でも全国大会出場を目指し頑張ってきたのです。
大地くんは身長170cm、体重60kgと選手としては小柄です。中学生でも190cm前後の選手もいるので、スピードで勝負しなければなりません。ブルドック時代の佐藤監督は素早く動き回り、その試合運びも自分たちで瞬時に判断出来るよう、大地くんを司令塔としてのチームを作ってきました。
インタビューに答える大地君
キャプテンとして
大地くんのポジションはポイントガードです。ここはチームの司令塔でゲームを作る役目があります。顧問の門前先生は今年の3年生はとにかくバスケが大好きで本当にチームワークが良いと話し、大地くんについてはガードとしては大変素晴らしく、チームをまとめる力があり、頼りになるキャプテンだと高く評価します。
練習も七尾高校と金沢学院高校の胸を借り、プロバスケットBリーグ金沢武士団(サムライズ)の飴谷アシスタントコーチの指導を受けワンランク上の練習メニューをこなしてきました。大地くんはメンバーに対し練習で気付いたことや、思うことは遠慮せずにアドバイスすると言います。後輩からは怖い先輩だと思われているようだと笑いますが、目標の石川県ナンバー1、全国大会出場を成し遂げるためチームを強くしたいのと、後輩に上手くなってもらいたいため、中途半端な気遣いをしていてもいけなかったと言います。
そんな大地くんに将来の夢を聞きました。すかさず「夢はBリーグでバスケしたいです!」と元気よく答えてくれました。そのため来春はバスケットボールの強豪、金沢学院高校へ進学を目指します。高校でもバスケットを続けるため、今も勉強の傍ら、3年生や下級生に声をかけ田鶴浜体育館で週2、3回の自主練習をしています。5歳から始めたバスケットボールを通じ、目標を成し遂げる強い意思、そして逞しいリーダーシップ力を身に付けながら、益々成長を続ける大地くんです。
七尾中男子バスケットボール部