こみみかわら版バックナンバー

第35回 七尾市多根町

217七尾市多根町

多根町の歴史

その昔、石動山はお寺が盛んで、お坊さんが三千人いたらしいね。 そのおかげで、多根もお米や味噌などの商いで栄えていたね。 上杉謙信が石動山を攻めてお寺が焼けてから、多根の商いも衰退していったと聞いたよ。

多根町の昔と今

わたしが子どもの頃の多根町は60所帯あったけど、今は、31所帯と限界集落になりつつあるね。

多根町の特徴

山には、豊富な山菜が取れ、景色もいいところ。 特徴は、何と言っても雪やね。多い時は、山間部で3メートルの積雪があるよ。 近くにコロサスキー場があり、シーズンにはたくさんの人々がスキーを楽しみに来るね。 また、多根ダムがあってね。多根ダムには、ブラックバスが釣れるから、たくさんの釣り人が訪れるよ。 高齢化が進んで祭りの運営もむずかしいけど、スキー協会との交流やブラックバス協会との交流により、春の空き缶拾い、神輿担ぎなどお手伝いしていただいているよ。 コロサスキー場が出来てから、道路がよくなり、多根を出て独立した子どもたちも何かと帰って来る機会が増えて、とてもありがたいね。 雪のおかげで、お米が大変おいしくて、町民も明るくワイワイと楽しく暮らしている町やねー。