こみみかわら版バックナンバー

第34回 中島町塩津

216中島町塩津

塩津の由来

今から800年ほど前に製塩を営んでたり、内浦で焼かれた塩の集積地やったんやね。塩の積み出し港として重要な役割を担っていたから…といわれとるよ。

塩津の昔と今

七尾西湾に面し、そこに天然記念物の自然林・唐島があり、在所の人は昔から海に親しみ暮らしとった。 牡蠣貝の養殖も盛んで、昭和30年頃は30軒くらいが牡蠣の養殖を営んでおったんやけど、だんだんと担い手が減って、海もさみしくなっていったね。そんで、もう20年も前になるけども、海を生かして在所を元気にしたい!と、若い衆が中心になり『塩津かがり火恋祭り』が誕生したんよ。

塩津かがり火恋祭り

その祭りは7月の第四土曜日に女の神様(唐島神社)と男の神様(日面神社)が、一年に一度、海の上で出会って恋をするというロマンチックなものなんよ。夜の海上は三千を超す灯明が華やかで幻想的。今では、毎年多くの観光客も訪れてくれて、在所みんなの誇りになっとるよ。

地域活動

世帯数は100戸で、人口は300人くらい。 うちの町は老人会も活発でね。町のシンボルに笠師保駅があるんやけど、ホームの整備をJRのOBと一緒にしとるよ。枕木を再利用して花壇を作って花を植えたり、頑張っとるよ。 ホームからは素晴らしい海の景色が見えてね。 おかげ様で平成21年度 七尾景観賞にもなったんよ。