第16回 中島大町
熊木川沿いに上って赤い欄干が目印の天神橋を渡ると昔ながらの商店街、中島大町の通りが現れます。能登演劇堂まで、
歩いて5分の位置。
さっそく町会長の勢登和秀さんにお話をうかがいます!
この中島大町は23世帯64名。小さい町やけど、通りの商店率が高い町やね。昔ながらの個人商店がならんどるよ。
町の歴史
お寺が近くにあって門前町として人が寄る町で、昔は交通の便も悪かったからみんなこの辺で民泊したんよ。それをまかなうために商店が出来たんやね。鉄道が出来る前は天神橋が船着き場で、荷揚げの拠点になっとった。奥能登から塩干物とか持ってきとった。自分の祖父はそこから船で七尾まで学校に通っとったって聞いとるよ。
能登沖地震がきっかけ
もともと空き家率も多くなってきとったんやけど、能登沖地震の被害で家屋にヒビが入ったりして、それがきっかけで壊して空き地にしたところも多いよ。通りの7割から8割の商店率が今は3割から4割になってきた。今はまだ限界集落じゃないけども、65歳以上が4割おる。
お客のほとんどがご近所さん
商店のお客さんがご近所さんやからコミュニケーションは取れてるよ。ここが商店の町のいいところやね。毎日、顔合わしているからね。これからも、自然に助け合って生活できると信じているよ。
けいこの一言
ありがとうございます! 天神橋が船着き場だったとお聞きして、味わい深い町だと感じました!