こみみかわら版バックナンバー

第21回 七尾市橘町


七尾市役所と七尾湾の中間に位置する橘町を訪問しました。

そんな橘町の町会長 杉村さんにお話を伺います

昔は大工町と呼ばれていた職人町でね。自分が小学校のころに橘町という町名に変わったんやわ。最近まで、のこぎりの目立の出来る職人がおったよ。一本杉からうちの町内を通って万行・佐味・庵と抜けてくバスがあってね。数十年前は七尾のメインストリートやったんよ。

でか山の提灯を最初に吊るした町

でか山の時期になったらでか山ストリートのところどころに提灯があるやろ?あれを最初にやったのがうちの町内!自分が言いだしっぺなんよ。町内をでか山が通るんやけど、朝山は夜中の運行やからね。真っ暗で街頭しかないから少しで運行を楽にしたいと提灯を吊り始めたんよ。次の年に隣の塗師町さんも吊ってくれてね。うれしいことに、他の町にも浸透して提灯の数も年々増えとるよ!

町の年寄りの楽しみ

町内も出入りがないからね。橘町もどんどん平均年齢があがるね。それはしょうがないことやわいね。60歳過ぎても遊びたくてね。自分の娘のような歳の人らがおる店やとやっぱ入りにくいやろ。だからね、年寄連中が楽しく飲めるところを求めて彷徨っとるね。笑 七尾にも朝から開店しとる飲み屋もあれんよ。朝から年金族の開店待ちで並んどる。いつまでも元気におるために、わが町にもそんな寄合所がほしいね。そこで楽しく面白く年を取っていくのがいいよね!

けいこの一言

でか山の提灯に、でか山への愛を感じました!