こみみかわら版バックナンバー

第22回 中能登町 曽祢


中能登町と羽咋市との境の町。昭和30年代の市制で鹿島郡と羽咋市に分かれて中能登の曽祢と羽咋市の下曽祢になりました。

曽祢の区長 前田さんにお話を伺います

機場(はたば)で栄えた町

この辺は…鳥屋あたりもそうなんやけど、機場で栄えた町なんよ。40年ほど前まで、機場のおかげでこの辺はどんどん家が建てられたね。ガンガン儲かって和倉温泉に通ったもんやね。和倉温泉が栄えたんも少しは機場のおかげじゃないかねえ 笑 今は機場もめっきり少なくなって2・3軒ぐらい残っとるくらいやね。

寺のない町

曽祢にはお寺がなくてね。毎月班ごとに『班御講』言うて、月ごとに持ち回りでお宮さんを預かっとるんよ。この辺は春祭りと秋祭りがあるんやけども、その祭りの翌日に預かる半年ごとの持ち回りの預かりもあるんよ。曽祢では葬式の後の自宅での弔いに地区中の老若男女が大勢集まってお参りして送るんよ。寺はないけど、信仰心が厚い在所やね

現在

この曽祢の世帯は約95世帯あるね。子どもは15人くらいかな。空き家率が少なくて2・3軒くらい。休耕田が結構あったんだけど、みんなで協力しあって耕しとるよ。6月中ごろには田んぼも青々としてキレイやよ。ホタルも光って、いい風情や。お互いが助け合う心豊かな地区に生まれ育ったことに誇りを感じとるよ。

けいこの一言

休耕田を利用した畑のメロンが楽しみですね♥