こみみかわら版バックナンバー

第26回 七尾市塗師町


かつては七尾の中心として海のもの山のものを集めて流し宿場町として栄えていた塗師町を訪れました!

町会長の大成建二さんにお話を伺います!

町名の由来

漆の職人を塗師って言うんやけど、扱う問屋さんが一軒現在も残っとるよ。前は数軒あったんかな。多分そこから町名になったと思うよ。

歴史

昔国道が一本杉から塗師町・大和町を経由して庵方面へ通っていてね。その道が七尾の主要道路やったんよ。その道に里程標っていう、運賃設定の0地点っていう起点があってね。ここから○キロでいくらって決めとったんよ。

イキイキ交流の町

でか山が辻廻しをする町の中心『違い堀』に、昔は菅原神社っていうのがあってね。今は山王神社に引っ越ししたんやけど、そこに奉られとるんが天神さんでね。その名前を取ってそこに今、天神会館っていう町の集会所が建っとるよ。いつでも気軽に集まれるから、交流があって町民仲良くやっとるよ。世帯数は50世帯くらいあるね。どこもそうやと思うけども、子どもは少なくなっとる。そんでも、この辺は自営が多いから長いこと働けて、年寄りいうてもいきいきとしとるね。

現在

今年の5月2日に青柏祭の人形宿を引き受けて、花川戸助六の人形を飾ったんよ。10年ほど前に祇園祭りの奉燈を新しくしてね。黒が多い中、朱塗りで目立っていいねえ。人も集まってくれて最高やよ。はっぴも今年新調したよ。祭りがますます盛り上がるよ!

けいこの一言

違い堀にそんな歴史があったんですね!