第31回 七尾市矢田新町
七尾港に面し、大谷川を中心に西と東に拓けた大きな町です。
矢田新町町会長の藤井博義さんにお話を伺います
町の歴史
明治に矢田新村って表記がされとるね。そのあとに矢田郷村になって、昭和に入って七尾市が発足して矢田新町になったんやわ。
七尾鉄道発祥の地
矢田新町は「七尾鉄道発祥の地」でね。七尾港には船で奥能登からの荷物がたくさん入ってきとってね。そこから荷を運ぶのに矢田新駅が出来たんやわ。それが七尾駅の前身やね。のちに七尾港駅に名前を変えて昭和40年ごろまで使われとったわ。昭和の初めごろはこの辺は工業地帯でね。製材所・鉄工所・鋳物工場・造船所があってね。県の貸倉庫もずらーっとならんどったよ。
現在
世帯数約400あって、人口は1040人くらいやね。国道沿いに昔からの家があって、その周りに若い新しい世帯があって、新旧入り混じる大きい町やね。ドラッグストアやらJAさんやら便利なお店がどんどん出来て活気がある町やよ。うちの町会はこの辺では唯一町で神社を持っとってね。神社でこの辺では珍しい獅子舞を秋祭りでやるよ。正月は初詣でにぎわうし、左義長もしとるよ。活動としては、子ども会・青年会・壮年会・婦人会・老友会と沢山の集まりがあってね。活発に行事をやっとるよ。会ごとの旅行があるし、町会でも旅行に行くよ。人数が多くても一致団結でやっとるね。
けいこの一言
見どころいっぱいで散策が楽しかったです。