こみみかわら版バックナンバー

第36回 七尾市古府町

218七尾市古府町

町の由来・歴史

古府という地名はいろいろなところにあるんやけども、『ふるこ』と言う呼び名は少ないんよ。 町に隣接しとる国分寺が今から千年以上も前に聖武天皇から建立の命で建てられたんやけど、国分寺の多くは国府区域か周辺に置かれとるんよ。 それで書いて字のごとく、古くから府のある町ということで、古府町なんやね。

町の昔と今

かつては農業地帯で農業が主体となっとったんやけど、今はサラリーマン世帯が主体。大通りが整備されて商業地帯にもなっとるよ。現在は約600世帯・1850人が暮らしとる。少しずつやけど増えとるよ。

町の特徴

400年ほど前に建立された、市の重要文化財に指定されとる能登国總社があるね。 昨年には平安時代の遺跡が発掘されて新聞にも載ったんよ。 境内には「盤持石」と言われる、幕末時代に力自慢で使用した石(一つあたり150㎏!)が文化財として保存されとるよ。 今後は花見もしたいと思ってね。桜の木を植えたりしようと計画しとるよ。

町の未来

「皆が安心して住める明るい町づくり」をスローガンとして取り組んどるよ。 高齢者には反射タスキを配布して、外出の際には着用することが定着してきてるね。 町には「ふるこ会館」という立派な施設があってね。いろんな催し物をやっとるよ。冬には餅つき大会やミニ門松づくり、夏には盆踊り大会が盛大に行われてね。年齢を問わずみんなが交流出来とるよ。 「向こう三件両隣」という隣近所との交流づきあいで、いざというときに助け合う町づくりを目指しとるよ。