こみみかわら版バックナンバー

第75回 私の仕事は「食育ヒーロー」です

健康は最大の幸福なり



私の仕事は「食育ヒーロー」です
スギヨ仮面さん 44歳
仕事歴 6年

スギヨ仮面の仕事とは

私は、良い子たちが、悪の一員イヤヨヤダーのスキキライビームを浴びて、魚や野菜が嫌いになった子ども達を助けるため、保育園、幼稚園、小学校を回り、食事の大切さを教えています。

子ども達が危ない

緊急指令が入る。七尾マリンパークで遊んでいた子ども達がイヤヨヤダーの
スキキライビームを浴びたのだ。すぐに現場に向うと少年が倒れている。
早く助けなければ。
しかしイヤヨヤダーが立ちはだかり邪魔をする。
よし瞬間移動でこの場から脱出だ。
なんとか逃れたが、少年は魚や野菜が嫌いになってしまっていた。
今、石川県全域にこんな被害にあう子ども達が急増している。
なんとかしなければ!

食 育

近年、生活様式の多様化に伴い、食事の取り方が昔と比べ随分と変ってしまっている。
飽食や孤食、栄養のバランスなど、子ども達に与えている影響は大きい。
子どもの躾の基本は食事を正しくすることから始まると言って過言ではない。
正しい食事をすることで、健康な肉体が出来、健康な肉体があって勉強も体育も頑張れる。
心身共に健全になってこそ大人になって活躍できるのだ。
だから子どもの時から食事についてしっかりと学び習慣化しておくことが大事なのだ。
そのような理由で今、
食育の必要性が叫ばれている。
そこで、明治時代から七尾でちくわを製造してきたスギヨが食品メーカーとしての使命として
6年前から食育の啓蒙活動を始めたのだ。
おかげで私の出番が増えたということだよ。

スギヨ仮面の旅

私は食べ物の好き嫌いを無くすため食育の旅を続けている。
石川県はもとより指令が入れば全国各地へ飛んでいく。

保育園や幼稚園、小学校では紙芝居、クイズ、DVDなどで楽しく遊びながら、

食べ物を大切にすること、一緒に食事をしている人に嫌な思いをさせないこと、
野菜を育てくれた人、魚を獲ってくれた人、食事を作ってくれた人がいることを忘れずに感謝すること、
好き嫌いをするとどんな影響がでるかということ、

お菓子ばかり食べていると体にも頭にも力が入らないことなどを教えている。
訪問した幼稚園で翌日、給食の食べ残しが無かったと先生から報告を受けた時は本当に嬉しかったぞ。

先日そんな活動を知った「茶神888」(さじん はちじゅうはちや)が来てくれた。
彼もまた食育活動をしている静岡県のヒーローなのだ。

私も石川県代表のヒーローとしてまだまだ頑張るので、食育に関心のある地元の関係者の皆さん!いつでも声をかけて下さい!!



宿敵イヤヨヤダー

日本では年間2000万トンもの食物が捨てられている。
食糧難で苦しんでいる国がある。

日本が豊かになり過ぎたお陰で自然発生したのがイヤヨヤダーだ。
世の中の子どもを好き嫌いのある子にするためここ七尾にも現れる。

私はイヤヨヤダーから子ども守るため必死に頑張っているのだが、
どういうわけか女子高生にはイヤヨヤダーが可愛いと人気があるのだ。
私が行くのは小学校までだが、
どれだけ可愛くても食べ物の好き嫌いはしちゃダメだぞ!女子高生諸君!