こみみかわら版バックナンバー

私の仕事は「第一種電気工事士」です


第一種電気工事士の仕事とは

電気事業は発電、送電、受電と分類され、電気工事士は受電を担当し、電柱から家までの外線工事、照明、空調設備など家の中の電気工事の施工・保全を行います。

きっかけ

高校を卒業し、ルネスかなざわに就職しました。そこで施設の管理をすることになり、ボイラー技士と第二種電気工事士の資格が必要となり取得しました。

道のり

二年間勤務し、地元に戻る際、取得した資格を活かそうと考え、職安でのご縁で昇陽電機に勤めます。ルネスでは簡単な修理でしたが、ここでは技術が商品です。初仕事は能登島の雇用促進住宅の配線です。先輩の指示に従いコンセントとスイッチの取付けを毎日丁寧に一生懸命やりました。戸建の内線工事を中心に二年間、三年目から北陸電力の委託で電柱から家までの外線を取付ける仕事に取組みました。現場が学びの場であり先輩の下でも自分ならこうすると常に考えました。この時期に第一種電気工事士と一級施工管理技士の資格を取得しました。おかげで現在は中間管理職として現場に携わりながら、施工と安全の管理、顧客対応、後輩への助言など毎日がとても忙しいです(笑)

意外な話

設計図を基に照明やコンセントを所定の位置に取付けるのですが、現場は様々な工事が同時進行しています。その状況を見ながら配線の段取りを考えますが、まさに腕の見せ所だと思います。単に電気工事をするのではなく、日々変化していく現場状況の中で品質と納期の最適化を目指します。それには電気工事の技能や知識だけでなくコミュニケーション能力がとても大切です。私の場合ルネスかなざわで接客業に携わったことが、今となってお客様や工事関係者との打合せに役立っています。

心がけていること

電気は目に見えません。現場では誰がどのような状況で接触するかわかりません。それで様々な視点で危険予知を想定するのですが、私は心配性なので最悪な状況をイメージし、その場合の対応まで考えます。考えすぎると夜も眠れなくなってしまうので、帰宅してからは頭を切替えて仕事のことは考えないようにしています。子どもが三人いますが、妻から子どもが四人いると言われています(笑)

やりがい

どの現場もそれぞれ特徴があって面白いです。特に住宅配線は構造に合わせて計画します。大工さんにも色々教わりながらどんな配線、こんな配線と考えることが面白く私の頭は常に3Dで配線が巡っています。自分がお客様の立場だったらどうするか考え、見えないからいいかではなく、見えない所にこそ手をかけます。工事が完成しお客様に喜んでもらえたとき、その笑顔を家族に報告し、お酒を嗜む瞬間に幸せを感じます。

昇陽電機株式会社 ☎0767‐52‐6719