こみみかわら版バックナンバー

私の仕事は”学芸員”です


学芸員とは、   
美術館などで展覧会やイベントを企画する仕事です。美術品を集荷し、お客様に美術品の解説もします。

子供のころの体験がきっかけ   

小学生の時に行った博物館で、その当時の衣服を着たり、貝合わせ遊びなどをした体験がすごく楽しくて、のちに「学芸員になりたいっ」と思いました。

学芸員への進路   

「学芸員になりたい」と宣言するも、親・教師から「就職先はない」と反対されました。
しかし、「絶対なるっ」と逆に奮起して大学受験をしました。

思いは叶う   

大学で学芸員の資格をとるための勉強をしました。卒業後、偶然にも地元の能登島ガラス館が募集していて、採用試験を受験したら、なんと合格っ!「思いは叶うんだっ」嬉しくてたまりませんでした。

よろこび   

館内で、解説のときなど若いので、「だいじょうぶなんかな」とお客様が不安に思うようです。でもちゃんとできて、お客様に笑顔で「ありがとう」と言ってもらえたときは嬉しくなります。

能登島ガラス館の知られていないこと   

この建物は有名な設計士の手により、風水の思想を取り入れ、建てられています。また、能登の伝統工芸が随所に使用されて建物自体が美術品みたいです。

心がけ   

今後、展示を企画したり、美術品を集荷したり自分ができることを増やしていきたいです。

未来   

「来てよかった 楽しかった また来たい」と思われる美術館にしたいです。

人生の喜び   

たくさんの人と出会いました。私に対して応援や忠告、また視野を広げてくれた人がいます。
今度は私が応援する側になれるように頑張りたいです。
かつての自分のように「学芸員になりたい」ひとりでもそう思ってくれたら幸せです。


竹本 加奈 24才  石川県能登島ガラス美術館 二年目

☎0767-84-1175